、そろそろ子供が欲しいね。」

ある日、私のナビはそう宣いやがった。










ーーー幸せ家族ーーー










「うわーどうしようプラントマンの頭がおかしくなったみたいリカバリーかけなきゃーーー。」
「大丈夫かい、?言葉に感情が込もってないよ。それに手に持ってるのはリカバリーじゃなくて初期化チップに見えるし……。過激な愛だね。」
「愛だと思うなら受け取って。」
初期化チップを割れん程に握り締めて言う。
やはり、こいつの言動には慣れない。
いや、慣れてたまるか。


「そんなにムキにならなくても良いじゃないか。ごく自然な事だろう?」
「自然じゃない。全っ然自然じゃない。むしろ、法則破ってる。」
思い切り首を振って全否定するが、こいつには効かない。
「ナビにだって自然な感情は組み込まれてるし、恋もする。一般知識だってあるから、好きな人が出来たらそう思うだろう?……まぁ、正攻法では無理だけど。」
「一言多いっ!!」
と、言うか、全ておかしい気がするが。
「絶対おかしい。他のナビとは違うって。ここで100人討論したら、絶対に99対1で分かれるし。私変なプログラム組み込んだ覚えないんだけど。」
言葉を挟む隙を与えず一気に巻くし立てる。
「それは、まぁ…あれだね。恋は人を成長させる……。プログラムの私にまでの愛は作用したって事さ。」
「私の愛を1mgも与えた覚えはありません。」
「照れなくても良いよ。」
「照れてないっ。」
本当に、何でここまでポンポンと言葉が出るのかと思う。
しかし、言い返しても軽く流される所を見ると、私の反応は予想の範疇なのだろう。
「まぁ、そんな事で子供のナビを作ろうと思うんだ。これからプログラムを組むから暫くは用事は出来ないよ。じゃあ。」
「って、ちょ……っ!?」
それだけ言うと、プラントマンは姿を消した。
PETの奥に篭って、私に邪魔をさせない気だろう。
「……あいつはやると言ったらやる…よね……。」
どれだけ呼び出しても反応の無いPETを見つめ、一人胃が痛くなる。
目に浮かぶ、疑似家族風景。





その中で私は。

輝かんばかりに楽しそうなプラントマンの隣で。


……死んだような顔をしていた。

















〜〜〜後書き〜〜〜

ハム猫・「ぶっちゃけ冒頭の夢主さん無感情ワンブレス台詞が書きたかっただけです……っ!!初期化チップなんてあるのかって言っちゃ駄目っ!!」

プラントマン・「……本当にそうなのかい……?」

ハム猫・「ほ…っ、本当だい!こっそりリーフネタすみません……。解禁祝いにでも☆」

プラントマン・「いや…、そう言う問題じゃ無いと思うよ……。」

ハム猫・「まぁ、これ番外編なので本編(?)にリーフは出ませんので。……ご要望があれば書きますが。(待て。)」

プラントマン・「……出たら出たで面白そうだけどね……。」

ハム猫・「ぅっわ、この人何か企んでる……っ!!」

プラントマン・「人聞きが悪いなぁ…、ただ幸せな光景を想像しただけじゃないか。」

ハム猫・「あんたの幸せは夢主さんとベクトル違うんだよ……。」

プラントマン・「まぁ良いじゃないか、番外編くらい。時々書いてもさ。」

ハム猫・「書く事前提……っ!?」

プラントマン・「さぁ?それは君が…決める事だけどね……。まぁ、ここまで読んでくれて有難う。感謝するよ。じゃあ…、またの機会に会おう。」


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